中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

フェルメール展は終了しても、モリメールはまだ今月いっぱい観られます

アートの街、北加賀屋にあるモリムラミュージアム

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オープンして2回目の開催は『モリメール~あなたも「フェルメール」になれる~』と題して、フェルメールの作品に扮した森村泰昌の作品を鑑賞できるほか、その作品の世界を体感できる仕掛けが施されている展覧会です。

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3月15日から開催されており、大阪市立美術館で行われていたフェルメール展と時期が重なっていましたが、大阪市立美術館の方のフェルメール展は5月12日で終了しています。

こちらモリメール展はまだ今月中開催しています。

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モリメール~あなたも「フェルメール」になれる~

プロのカメラマンやメイクアップアーチストが、森村泰昌フェルメールの世界を再現して撮影してくれる「モリメール写真館」は、予約を開始してからすぐに完売して、二次募集も瞬殺で予約いっぱいとなるほどの人気。

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日曜日はその撮影風景を観覧することができ、撮影の合間であればセットに入って記念撮影したり、簡易の衣装アイテムを借りて(500円)ちょっとだけなりきりフェルメールを楽しむことができます。

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開催は毎週金土日ですので、モリメール写真館の撮影が行われていない金曜、土曜は、比較的スムーズに自分達の撮影ができます。

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プロの撮影風景を観たいなら、日曜日。

家族や友達とゆっくり記念撮影したいなら金曜土曜がオススメです。

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ひとりで訪れても、スタッフの方に頼めばシャッターを押していただけるので大丈夫。

牛乳を注ぐ女の撮影では、撮影のために牛乳にヨーグルトを混ぜるのは森村泰昌の作品と同じ手法を使っているとか、フェルメールの作品自体の情報も教えていただきながら、通常の美術館での鑑賞以上の時間を過ごすことができました。

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森村泰昌の4作品と撮影セット、映像プログラムを楽しんだあとはエントランスにあるミュージアムショップも覗いてください。

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森村泰昌の別の作品のグッズもありますよ。

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次回の展覧会も楽しみです。

モリメール展は6月30日の日曜日まで。

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以前書いた、近隣にあるMASKの特別公開も6月30日に行われますので、併せてご覧になるのもいいかと思います。


大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F
開館日:開催中の金土日
開館時間:12:00~18:00

https://www.morimura-at-museum.org/

遅すぎたみやまの里森林公園の藤棚ロード

またまた更新が遅くなりましたので、みやまの里森林公園は、すでに今年の「ふじまつり」は終了していますが、来年以降の参考に。

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こちらには5月4日に訪れましたが、ふじまつりは4月13日~5月6日まででした。

4日にはすでに見ごろを過ぎてしまっていて、駐車場でも受付でも「藤は少し見ごろを過ぎてしまっています」と説明がありました。

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4月29日に訪れた友人の話によると、満開手前とのことだったので、過ぎたと言っても散り始めぐらいに思っていたのですが、入場してビックリ。

8割は花が終わってしまっていました。

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いい場所だけ写真を撮ったのですが、そんな場所もわずか。

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ふじまつりでなくても入園料は変わらず500円なので花の咲き具合で変動はありません。

さらに駐車場200円。

まあ、公園の方は説明されたのに、いいほうに自分で判断したんだから仕方ないか。

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散歩だけでも楽しむことに。途中ミステリーハウスという斜めになった小屋だったり、アスレチックだったりを横目に、ただただ頂上の展望台まで歩きます。

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この展望台からはぐるり360度の眺め。

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本当なら上から長い藤棚ロードを見下ろせるのですが、ここも花が終わってしまっています。

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帰りは健康階段という急な階段を降りてみましたが、ここを逆に登ってくるツワモノが結構います。

察するに、途中の分かれ道で右へ向かうと坂道ながらも緩やかに散歩できますが、左に向かうと、この階段を登ることになるようです。

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この日はすでに健康階段の藤も咲いていなかったので、正直下りで助かった…。

もちろん、往きも帰りも階段を避けることは可能です。

受付でマップがもらえますので、ご自分の体力に合ったルートで楽しんでくださいね。

ふじまつりがないときも森林公園自体はオープンしています。

みやまの里 森林公園
和歌山県日高郡日高川町初湯川202
電話:0738-57-0180
営業時間:8:30~17:00(4月1日~10月31日は18:00まで)
定休日:無休


瀞峡に佇む名建築 瀞ホテルまでドライブ

和歌山、三重、奈良の3県を流れる北山川の渓谷、瀞峡

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国の特別名勝に指定されていて、観光船での瀞峡めぐりが人気です。

ここに佇む「瀞ホテル」は、いまはカフェとして営業していますが、かつての看板などはそのまま残されており、変わらない日本の風景のなかにレトロな佇まいのまま遺る姿は、まるで映画のセットのようです。

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築100年を超える建物は、旅館としての営業を終えた後、台風で大きなダメージを受けたものの、4代目にあたるオーナーが自ら改修に取り組み、5年前にカフェとして営業を再開。

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変わってほしくない風景には雄大な自然ももちろんありますが、こうして自然と建築物の双方が、遥かな時代の息遣いを感じさせてくれるのには圧倒されます。

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こちらのカフェは軽食もとれるのですが、今回私が訪れたのはゴールデンウィーク真っ只中だったため、カフェは利用しませんでした。

以前は行列が大変な長さになっていたこともあるので、行かれる方は予約すると確実です。

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今回は利用していないので内部の写真がありませんが、窓からは瀞峡の雄大な景色や船着き場に向かうジェット船が眺められ、何時間でも座っていたい場所です。

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また平日に近くまで来ることがあったら立ち寄ってみたいと思います。

ここの周辺はいくつか好きなスポットがあるので、ざっくりまとめます。

瀞ホテルからすぐの国道が見える旧道からの眺め。

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国道169号線沿いの雷の滝

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その近くに立つ宿り木?が美しい樹。

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おくとろ公園キャンプ場の脇にある吊り橋。

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北山村役場近くの橋からの眺め。

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このあたりは大好きな場所のひとつなので、ときどきあてもなくドライブします。

でも今度は計画を立てて行ってみようかな。

奈良県吉野郡十津川村神下405
電話:0746-69-0003
予約可能
営業時間:11:30~売れ切れ次第終了
定休日:水曜・木曜

奈良県上北山村 ナメゴ谷の桜龍も新緑にお召し替え

奈良県吉野郡上北山村の行者環林道の頂にある絶景ポイントナメゴ谷に行ってきました。

ここから見える尾根は、頂上だけ広葉樹が残されていて、その部分がまるで昇龍のように見えると話題になっている場所です。

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近年カメラ愛好者が急増したことで訪れる方も増えたそうです。

主人がバイクでツーリングしたときに見つけ、勧めてくれたので、今回初めて行ってみました。

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ナメゴ谷の眺望の場所はこちら

戦後の植林で針葉樹ばかりになってしまったところが多いのですが、もともとは広葉樹が美しく山々の彩りを変え、奈良の山はもっと綺麗だったと地元の方に聞いたことがあります。

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でも、頂上の広葉樹だけが残った結果、こんな絶景が生まれるとは。

12月から4月中旬までは冬季の通行止めでここを訪れることはできません。

そのため、桜の開花が早いと満開の時期に間に合わないこともあるそうですが、今年は4月の下旬に桜が開花し、満開の時期も楽しめました。

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昨年までは時間規制があって、決まった時間にしか通行できなかったようですが、今年はそれもなかったようです。

夜間通行止めもなかったようで、私は朝7時過ぎに訪れました。

展望台と言えるものはないのですが、道の端の断崖に眺望用の高台が整地されています。

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本当は日の出後すぐの時間、尾根が斜光に浮かび上がるのが人気だそうですが、それには少し遅かったですね。

本当に尾根が龍のようです。

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桜の時期は桜龍と呼ばれるそうですが、5月5日の時点では見ごろを過ぎて新緑の季節に移り替わろうとしていました。

付近は数台分の車を寄せられるスペースがありますが駐車場はありません。

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周辺の道路は交互通行できない細い道があり、ガードレールがない場所もあります。

運転が不安な方は、混雑する時期は特に気をつけてください。

細い道で前後から車が来ていると、焦りますもんね。

私が帰る際、対向車を運転する若い男性が、すれ違うのに比較的問題のない車幅がある場所で、行くことも下がることもできずに困っているシーンを見ました。

事故を起こして、山の中にロードサービスなどを呼ぶのは大変です。

林道を走り慣れている人にとっては、難所というほどでもない道ですが、気軽に行ける場所でもないことは書き添えておきます。

そもそも大阪からも、奈良の市街地からも車で2時間以上はかかる場所です。

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近年クラブツーリズムなどからツアーも出ているようですので、そちらを検討するのもいいかもしれませんね。

次回は瀞峡に佇む瀞ホテルを訪ねてみます。

京都国際写真祭 KYOTO GRAPHIE 京都新聞ビル印刷工場跡 金氏徹平さんの作品

4月13日から開催されている京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE 。

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いよいよ5月12日で終了です。

今回どうしても観たかった金氏徹平さんの作品だけをピンポイントで観に行きました。

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こちらの作品は京都新聞ビルの地下にある印刷工場跡に展示されています。

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ロビーには京都新聞の記者である松村和彦さんの撮影した「こんなはずじゃなかった」という京都新聞の連載のための写真や収集資料などを展示しています。

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この連載は京都に住む医師の早川一光氏の姿を通して現代医療と福祉について問いかけたもの。

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こちらも見応えがありました。

ロビーから階下に降りる階段の入り口に受付があります。

と言っても、こちらの作品は無料で入場できるので、KYOTOGRAPHIE のパスポートがなくても入場できます。

地下1階に降りて印刷工場跡の会場へ入ると、ぐるりと会場を時計回りに歩くように順路が作ってあります。

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金氏徹平さんの作品は、大阪北加賀屋のMASK、千鳥文化、越後妻有大地の芸術祭などで拝見していますが、今回は会場が広かったこともあって、最後には興奮収まらずといった状態になっていました。

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途中2箇所ほど櫓が組んである場所があって、少し高い場所から鑑賞できます。

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写真、映像、音、立体作品、照明が融合したインスタレーションは、工場跡の無機質さのなかで、不思議な艶めかしさを放っていました。

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京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE
金氏徹平 S.F. (Splash Factory)
京都新聞ビル 印刷工場跡 B1F
地下鉄烏丸線「丸太町」駅7番出口すぐ
入場無料
開館時間: 10:00~17:00(入場は30分前まで)
5月9日は休館

https://www.kyotographie.jp/venues/

花見散歩 最初が峰の夜桜と桃源郷

この日記は4月7日のものですので、現在は桜は終わってしまっていますが、来年以降の参考のために記録しておきます。

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和歌山県紀の川市最初が峰は、昨年も昼間に訪れています。

昨年の日記のほうが駐車場や周辺情報が詳しいです。

昨年の最初が峰の日記はこちら

最初ヶ峰の場所はこちら

昨年も桜と桃の季節が重なって、素晴らしい眺望を楽しみました。

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今回は夕暮れから夜景を楽しみにやってきました。

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今年も眼下にピンクに色づいた桃畑が見下ろせます。

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残念ながらどんどん曇ってきて、日没は拝めませんでした。

陽が落ちてどんどん街の灯りがつきだします。

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桜と夜景が眺められる貴重なスポットなので、多くのカメラ愛好家さんが集まっていました。

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桜のライトアップは桜の時期18:30~22:00ごろまで。

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花見散歩 滋賀県甲賀市信楽町の畑のしだれ桜へ

この記録は4月13日のものです。

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滋賀県甲賀市信楽町にある畑のしだれ桜を見に行きました。

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行く前の想像では、田園風景の中にポツンと立つ一本桜という感じ。

実はとても大切に管理されていて、駐車場も整備されている地域の公園のようになっていました。


場所はこちら

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この大きな樹齢400年のしだれ桜は都しだれと呼ばれて、諸説あるようですが、平家滅亡の折の都落ちの際に、都を偲ぶために桜を持ち帰り植えたため、その名前がついたと言われているとか。

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他にも織田信長徳川家康にまつわる説もあるようですが、山に囲まれた里の景色のなかで艶やかに咲く桜を見ると、ロマンあふれる説が代々伝えられ続けてきたシーンまでも思い浮かびます。

敷地内には小ぶりな桜の木が囲いに入って育てられています。

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現在の都しだれは、残念ながら半分がすでに寿命を終えている状態で、この桜のDNAを引き継ぐ新たなる株を養育中なのだとか。

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この小さな桜が空を覆う大きさになるには、あとどれぐらいかかるのだろうと思うと、結果が自分の世代で出ない仕事を次世代に繋いでいく大切さを感じます。

遠くにドーム型の温室っぽいものが見えたので、近所の方に聞いてみたところ、近くの学校の生徒さんが作られたものだそうで、農機具をしまっておく小屋なのだそう。

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公式サイトでは開花情報も掲載されていて、15日の段階では見頃ということでした。

18:00~21:00はライトアップも行われています。

またいつか、この長寿の桜に会いに来られるといいなぁ。

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畑しだれ桜
http://www.ac-koka.jp/miyakoshidare/