中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

花見散歩 滋賀県大津市の花の寺 石山寺へ

2019年の桜は思ったより少し長めまで見ごろが続いてくれました。

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ということで、13日に滋賀県大津市にある、紫式部ゆかりの花の寺「石山寺へ行ってみました。

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大型バスも入れる有料駐車場があります。料金は駐車場入り口で600円支払います。

入山料は別に600円。

こちらは東大門をくぐって奥にある志納所で納めます。

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志納所を過ぎてすぐにあるくぐり岩は、かがんでやっと通れるほどの洞穴を通り抜けると願い事が叶うとされています。

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まずは立派な本堂でお詣りを済ませます。

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本堂の横には紫式部「源氏の間」があります。

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紫式部は、この石山寺で「源氏物語」の着想を得たと言われていて、この二間続きの部屋で起筆したということです。

源頼朝により建立されたとされる日本最古の多宝塔は国宝に指定されています。

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ここからさらに上へ向かう途中で、琵琶湖から続く瀬田川を臨む斜面に桜が咲いていました。

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一番高い場所にある豊浄殿では春と秋に紫式部展」が公開されており、この日も観ることができましたが、別料金が必要だったこともあり、時間もあまり余裕がなかったので通過。

第三梅園を抜けると彩り豊かに花々が咲いて、この地を発祥とする東レが寄進した光堂が見えます。

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このあたりでは蜂の羽音、鶯の声が静寂の中に響き、とてもゆったりした気持ちになりました。

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少し下ると紫式部があります。

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ほかにもいろいろあったのですが思い出せません。

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帰りに門前にあるお店で揚げみたらしを食べたうえ、石山寺名物の石餅に惹かれ「叶匠寿庵」で石餅を。。。

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よもぎと白い餅をねじって切った石餅は、よもぎの香りが高く、餡も美味しかったです。

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でも手前の茶店で食べた揚げみたらしの美味しさは、それを上回りました。

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1本150円でした。

次回は滋賀の信楽町に咲く畑のしだれ桜について。

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電話:077-537-0013
参拝時間:8:00~16:30
入山料:大人600円、小学生250円

花見散歩 桜の季節にハートの猪目窓がある正寿院へ

前回に引き続き4月13日に新潟からのゲストをご案内した京都の記録をまとめています。

今回は京都は宇治田原町にある高野山真言宗の御寺「正寿院」

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ハートの窓がある客殿・則天の間には、160枚の天井画が色鮮やか。

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こういったお寺の窓は庭の四季を楽しむための額縁の役割があり、ここのハートの窓(猪目窓)も春は桜、初夏には新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しめるのだそう。

駐車場は本殿や客殿のすぐ下に確保されているので、車さえあれば歩かずに済むのですが、それ以外の交通手段だとめっぽう不便。

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最寄りのバス停までは、京阪バスコミュニティバスを乗り継がなくてはならず、京阪の宇治駅からはタクシーで30分ほどかかります。

帰りもここまでタクシーを呼ぶのは大変なので、タクシーで来てらっしゃる方は、帰りもお願いしているか、観光タクシーをチャーターしているようでしたね。

タクシーの運転手さんのなかには、ものすごくサービスのいい方もいて、ハートの窓で他の観光客に遠慮して写真を撮れないでいる自分のお客さんを「はい!あそこ座って!」と誘導して写真を撮ってあげたり、写真の撮り方をレクチャーしたり。

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自分たちが記念写真を撮っている間は、ほかの方は写真を撮れないので、気が弱いとなかなかハートの窓には近づけないのですが、ああいう運転手さんに案内していただけるとありがたいと思います。

まずは本殿にお詣りしましょう。

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本殿横の拝観受付で拝観料を払うと、綺麗な散華(さんげ)と呼ばれる拝観券とお茶とお茶菓子の引換券をいただけます。

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庭を眺められる縁側でポカポカ日に当たりながらお茶をいただきました。

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もちろんお詣りをしてから。

こちらの御本尊は十一面観世音で50年に1度だけ御開帳されるそうです。

おりんを2回鳴らして、目の前に垂れている長い紐を両手に挟んでお願いごとをしてくださいというような内容の説明書きが配布されます。

この長い紐はご本尊様の指につながっているそうです。

お庭を眺めながらのヨガや数珠作りなどの催しも10日前までに予約すれば体験できるのだとか。

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庭にある地蔵堂には「叶紐(かのうひも)」と呼ばれるカラフルな紐が柵に結われています。

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カラフルで可愛いですね。

あちらこちらに小さな可愛いお地蔵さんが置かれているなど、小さなお寺なのに、フォトジェニックなアイテムがいっぱい。

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続いて客殿「則天の間」へ。

入口で散華を見せるので、失くさないようにしてくださいね。

まさにインスタ映え

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ハートなんて狙ってるなぁと思っちゃいますが、猪目というのは日本の神社仏閣に多くみられる建築装飾の模様で、窓になっているのは珍しいものの、誰しもどこかの神社仏閣で目にしたことがある伝統的なものなのだとか。

↓は大阪護国神社の装飾ですが、ありますね、猪目。

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猪目窓から桜は見えますが、正面からだと少し寂しいので、向かって左隅から撮るとこんな感じ。

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天井の日本画も花や舞妓さんなど、画集を観ているようです。

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4時少し前になるとハートの窓に西陽が差して、畳にもハートが現れます。

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ご案内したゲストにも大変喜んでいただけて、私も一人では来ない場所なので思いがけなく楽しい時間を過ごせました。

14日までは夜間拝観を予約制で行っていましたが、3月下旬には申し込まないとダメだったみたいです。

帰りに宇治田原町の桜並木に立ち寄りましたが、まさに満開で、枝ぶりの素晴らしい桜の木々に興奮しました。

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次回は滋賀県石山寺へ。

電話:0774-88-3601
拝観時間:9:00~16:30(冬季は16時まで)

花見散歩 京都高台寺の夜間拝観へ

新潟でお世話になった方が京都へいらしていたので、1泊で京都旅行へ行ってきました。

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日帰りで行けると思うとなかなか行かない京都。

桜の開花状況は12日の金曜日のものです。

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現在、高台寺圓徳院は春の特別拝観中で、夜間の拝観ができ、ライトアップされた姿を楽しむことができます。

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どっちも行くつもりだったのですが、夕食をゆっくり楽しみ過ぎて、高台寺のみとなりました。

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夜間拝観は5月6日まで行われています。

日没後ライトアップされ、夜10時まで(受付は午後9時半まで)。

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プロジェクションマッピングなども導入され幻想的です。

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臥龍廊の前にある臥龍池には緑の木々が映り込み、思わず感嘆の声が。

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これが紅葉の季節になるとさらに美しいのですが、以前雨の日に訪れて、人と傘とでもみくちゃになって鑑賞した紅葉を思い出すと、こういう機会でもなければ高台寺の夜間拝観に訪れることはなかったと思います。

ところが、この日が閉門ギリギリの時間だったためか、桜満開の金曜日だというのに人はまばら。

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慌ててまわるほどのギリギリでしたが、混雑していればどうせ短時間で出てしまうので、かなり得した気分です。

紅葉と桜では、どうしても紅葉のイメージが強い高台寺なので、秋はこんな具合にはいかないのかもしれませんね。

でも、高台寺といえば、駐車場の下にある高台寺公園の桜も見事です。

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こちらも夜間ライトアップされていますので、ねねの道や石塀小路からの桜も絵になります。

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話がそれましたが、境内の様子をもう少し。

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方丈前庭の砂利にもプロジェクションマッピングが映し出されています。

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この日は半分欠けたお月様が枝垂れ桜の上に出ていました。

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傘亭、時雨亭から降りる階段の竹林も見どころのひとつですが、一番下まで降りるとかなり大きな龍の首が。

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鬼瓦を作る職人の方の作品だそうです。

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ここからの竹林も面白い絵ですよね。

出口を出ると、龍が桜吹雪の中を飛ぶプロジェクションマッピングが映し出されます。

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夜10時ぴったり、係の方が装置の電源を落とします。

次回は翌日13日に行ったハートの猪目窓で知られる正寿院についてまとめます。

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電話:075-561-9966

花見散歩 奈良県宇陀市室生 西光寺の城之山桜

1週間前の花見散歩について書いています(2019.4.7)。

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奈良県宇陀市西光寺のしだれ桜、城之山桜

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7日の時点で若干満開手前だったので、宇陀市のインスタグラムを拝見すると13日現在、まだ見ごろが続いていますね。

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お寺自体はどなたもいらっしゃらない状態ですが、裏にお墓があります。

墓参りの方のための駐車場が5台分ほどあるのですが、桜の季節はここは争奪戦。

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細い1本道を行ったり来たりしながら、駐車場が空くのを待っている方も。

実は桜の季節は荷之出集会場という場所に臨時の駐車場が設けられており、私も帰りに車内から見つけたのですが、歩くとけっこうかかる距離です。

しかも帰ってから、その場所を探したのですが、Googleマップにも表示されません。

ライトアップは本日14日までなので、明日以降駐車場のパニックはそれほどではないかもしれませんが、宇陀市観光協会のFBにはそれ以上の情報がないので、来年も見ごろの週末は駐車場を探すことになりそうです。

しかし、この里山のなかで咲く枝垂れ桜は素晴らしく、できればまた夜桜も見に行きたいと思っています。

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昨年は時期が合わず、すでに落花しきった状態を観ただけ。

樹齢300年の立派な巨木に咲く見頃の桜を観ることができて大満足。

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この桜は、近くにある大野寺の桜の親にあたる桜と言われているそうです。

西光寺の場所はこちら

西光寺

花見散歩 奈良県榛原ふれあい広場の桜と鯉のぼり

前回まとめた長谷寺から室生方面に移動中、車内から見えた鯉のぼり。

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榛原ふれあい広場という場所です。

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場所はこちら

ちょっと寄り道してみると「濡れ地蔵桜まつり」という地域の小さなお祭りが催されていました。

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桜もほぼ満開(2019年4月7日)

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鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでます。

お祭りの日以外も子供の日までは泳いでいるみたいです。

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すぐ近くには近鉄大阪線の線路があり、列車を観るにもとっても見通しが良い場所です。

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広場の横には室生湖があり、バス釣り?を楽しむ方々がたくさんいました。

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土手は桜並木になっていて、規模は大きくありませんが居心地のいい広場です。

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駐車場もトイレもありました。

このお祭りの名称にもなっている「濡れ地蔵磨崖仏」が近くにあるそうですが、夏場以外はダムに水没しているそうなので、また夏場にお姿を拝見しに来たいと思います。

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少しだけ休憩して、宇陀市室生にある西光寺のしだれ桜へ走ります。

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その様子はまた次回。

花見散歩 山も誓いもふかき谷川 奈良県長谷寺へ

4月7日日曜日に奈良県桜井市にある長谷寺へ行ってきました。

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こちらは、桜の季節もさることながら、牡丹や紅葉などでも知られ、境内のあちらこちらに季節の花が咲くことで、花の御寺として有名です。

近鉄大阪線長谷寺駅より徒歩15分。

長谷寺周辺に有料の駐車場があるので、車での参拝も便利です。

今回は桜の季節ということと、日曜日ということも考えて、早朝に家を出て、入山時間の8:30より早めに長谷寺に到着しました。

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ちょうど愛宕神社手前の山道から、長谷寺の全景を撮りたいと思っていたので、駐車場に車を停めてすぐに愛宕神社へ向かいます。

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なかなか厳しい坂道を登って5分ほどでしょうか。

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長谷寺方面の視界が開けています。

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本堂あたりの桜は、まだ満開を迎えていないように見えます。

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愛宕神社をお参りして、そろそろ長谷寺の入山時間も過ぎたので、そちらへ向かいましょう。

門前通りから境内に入るとすぐに枝垂桜がお出迎え。

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さらに進むと入山受付所があり、ここで入山料500円を支払います。

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この日は特別拝観がありましたが、他の桜の名所もまわりたかったので、入山のみに。

仁王門をくぐり長い登廊の途中で本坊への道にそれてみます。

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本坊からは本堂の舞台を正面に見ることができます。

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奥の院五重塔と歩いて、本堂へ。

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本堂の立派なこと。見応えあります。

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ご本尊も迫力があって立派です。

そういえば、神社仏閣では珍しくありませんが、本堂を含めお堂の中は撮影禁止。
境内は三脚・一脚ともに使用禁止です。
僧侶へカメラを向けるのもNGです。

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下の写真はお堂の外からの人気撮影スポットになっていますが、本物の僧侶ではなく賓頭盧(びんずる)さんのシルエットです。

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紅葉の時期には背景や床の反射が真っ赤に染まり、多くの雑誌や広告に使われています。

舞台からの五重塔も華やかですね。

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そろそろ10時。だんだん人出が増えてきました。

登廊をおりて戻っていくことにします。

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そういえば大晦日には毎年、観音万燈会が行われ、登廊に灯りがともされます。

行ったことはないのですが、一度は行ってみたいと思っています。

9日現在、長谷寺の公式サイトを確認すると桜は満開になっていますね。

雨や風で散ってしまわなければ、今週いっぱい桜を楽しめるかと思います。

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4月中旬から5月上旬には「ぼたんまつり」も催されます。

参拝を終え、駐車場に向かう門前店で草餅や、桜の花が入った花ようかんを買いました。

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次回はドライブ途中で見つけた榛原ふれあい広場の桜と鯉のぼりについて。

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電話:0744-47-7001
入山時間
8:30~17:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~11月、3月)
9:00~16:30(12月~2月)
入山料:大人500円、中・高校生500円、小学生250円

花見散歩 藤原宮跡・醍醐池の菜の花と桜のコラボ

奈良の花見散歩は4月1日、2日の様子をまとめています。

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この週末は、もう少し咲き揃った桜がご覧になれるかと思います。

藤原宮跡の菜の花と桜の競演は、ツアーでもプランが組まれるほどの人気スポット。

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こちらは天気も悪いなか撮った写真のなので、全体に色がはっきりしませんが、晴れた日なら、青空とのコラボも素敵でしょうね。

桜は2日の時点で5分咲きぐらいでしたが、おそらくこの土日には満開を迎えているのでしょう。

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駐車場は臨時のものも含め、私が見たところすべて無料だったと思います。

季節ごとに、菜の花、桜、蓮、コスモスと花の名所になることで有名ですが、現在で言うところの皇居や国会議事堂、霞が関の役割を担っていた藤原宮のあった場所。

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建物はありませんが、建物のあった場所を示す柱が立っていて、ここからの景観は大和三山を望む「重要眺望景観」に指定されてるそうです。

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天候のいい日に再訪したい・・・

菜の花畑は藤原宮跡や駐車場から道を渡った醍醐池の土手を降りた場所に。

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桜はこの土手に咲いています。

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池の横には観音石像がひっそりと立っています。

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桜のつぼみを携えていらっしゃいますが、これはここに埋葬された方の供養のために建てられたものだそうです。

昔は行商などでこの地を訪れ生きた倒れになった方、埋葬を公にできない方などが醍醐池に埋められたとのこと。

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当時も桜を供養のために植えたのでしょうか。

今回はとにかくいろいろ心残り。

時間がなかったこと、天気が悪かったこと、カメラの設定をミスったこと(自業自得)。

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また、いつか最高のコンディションでじっくり散策します。