奈良県上北山村 ナメゴ谷の桜龍も新緑にお召し替え
ここから見える尾根は、頂上だけ広葉樹が残されていて、その部分がまるで昇龍のように見えると話題になっている場所です。
近年カメラ愛好者が急増したことで訪れる方も増えたそうです。
主人がバイクでツーリングしたときに見つけ、勧めてくれたので、今回初めて行ってみました。
ナメゴ谷の眺望の場所はこちら
戦後の植林で針葉樹ばかりになってしまったところが多いのですが、もともとは広葉樹が美しく山々の彩りを変え、奈良の山はもっと綺麗だったと地元の方に聞いたことがあります。
でも、頂上の広葉樹だけが残った結果、こんな絶景が生まれるとは。
12月から4月中旬までは冬季の通行止めでここを訪れることはできません。
昨年までは時間規制があって、決まった時間にしか通行できなかったようですが、今年はそれもなかったようです。
夜間通行止めもなかったようで、私は朝7時過ぎに訪れました。
展望台と言えるものはないのですが、道の端の断崖に眺望用の高台が整地されています。
本当は日の出後すぐの時間、尾根が斜光に浮かび上がるのが人気だそうですが、それには少し遅かったですね。
本当に尾根が龍のようです。
桜の時期は桜龍と呼ばれるそうですが、5月5日の時点では見ごろを過ぎて新緑の季節に移り替わろうとしていました。
付近は数台分の車を寄せられるスペースがありますが駐車場はありません。
周辺の道路は交互通行できない細い道があり、ガードレールがない場所もあります。
運転が不安な方は、混雑する時期は特に気をつけてください。
細い道で前後から車が来ていると、焦りますもんね。
私が帰る際、対向車を運転する若い男性が、すれ違うのに比較的問題のない車幅がある場所で、行くことも下がることもできずに困っているシーンを見ました。
事故を起こして、山の中にロードサービスなどを呼ぶのは大変です。
林道を走り慣れている人にとっては、難所というほどでもない道ですが、気軽に行ける場所でもないことは書き添えておきます。
そもそも大阪からも、奈良の市街地からも車で2時間以上はかかる場所です。
近年クラブツーリズムなどからツアーも出ているようですので、そちらを検討するのもいいかもしれませんね。
次回は瀞峡に佇む瀞ホテルを訪ねてみます。