中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

俺たちの国芳 わたしの国貞 in 名古屋ボストン美術館

名古屋に到着して、翌日最初に立ち寄ったのが金山にある名古屋ボストン美術館で現在開催されている「俺たちの国芳 わたしの国貞」展へ行ってきました。


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江戸後期から幕末にかけて活躍した二人の浮世絵師の作品が、本家ボストン美術館より170点が来日。

本家ボストン美術館には、二人の作品がナント14000枚を超えるコレクションがあるとか。

ボストン美術館を見ずして日本美術は語れないと言われるのも頷けますね。

日本の美術作品の保有数は、なんと10万点以上。しかも、北斎のコレクションはボストン美術館でしか見られないのです。

歴史の流れとはいえ、明治維新後に二足三文で海外に美術品を放出してしまったことに「もったいなー」と...自分のものでもないのに

でもきっと、日本にあったら戦火で失われたり、もっと強引な手段で海を渡ったりしてたのかもしれないですね。

さて、さっそく会場へ。

名古屋ボストン美術館はビルの2フロアが展示スペースになっており、そこに国芳国貞の作品が、興味深く観て回れるように展示されていました。

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キャッチーなタイトルがつけられたカテゴリーごとの作品群。


ファッション誌の特集ページのようにも思える、着物の模様や着こなしに注目したカテゴリーもありました。


今回観てみたかった作品も、平日のためか、とてもゆっくり鑑賞できました。

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これはポストカードを撮ったものですが、歌川国芳の「相馬の古内裏」という作品です。

あれ?どっかで見たことあるなと思われる方もいらっしゃると思います。

テレビ東京のドラマ「リバースエッジ大川端探偵社」で、主演のオダギリジョーの勤める探偵社にこの絵がありました。


※上手く再生できない時はこちらから



実際にはとても小さな作品です。

でも、やっぱりカッコイイ絵でしたね。

今回の作品を観ていて、古典的な着物の柄のポップさに改めて触発され、ここ数年あまり袖を通してなかった着物を引っ張りだしたくなりました。

こちらの名古屋ボストン美術館は来年の3月までに閉館が決まっているそうで。

名古屋在住でない私にとっては、これが最後の来館になるだろうなぁ。

国芳・国貞展は12月11日までです。

http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/kuniyoshi-201609/outline.html