明日香村の稲渕の棚田と 九品寺と 千早赤阪村の下赤阪の棚田で彼岸花巡り
とは言っても、こういう季節モノの観光地はとにかく混みます。
ゆっくり花を愛でながら空気のいい田舎で解放感を味わうなんていう淡い期待は抱きすぎないように心がけています。人の多さや駐車場探しに迷走し、本気のカメラマンさんたちの圧に負けてカメラも構られないことがしばしば。
もちろん私も人混みを構成するひとりになっているはずなので、人を気にしすぎればしんどいし、気にしなければ迷惑な人になってしまう可能性があると思うとボーっと自然を楽しんでなんかいられなくなってしまいます。
だから花見、紅葉も絶対平日と決めていたのですが、今回は珍しく主人が誘ってくれたので、主人の休みに合わせて土曜日に行くことになりました。
そのため混雑を避けて早朝自宅を出発することに。
朝5時過ぎに大阪市内の自宅を出発。
ここは棚田近隣に駐車場がないので、近鉄の飛鳥駅周辺に車を停めてレンタサイクルもしくは「MICHIMO」という小型自動車を借りるか、あすか野レストラン駐車場(明日香レンタサイクル提携)に停めて明日香レンタサイクルの石舞台営業所でレンタサイクルを借りるのがベストだと思います。
駅から歩くと50分ほどかかります。
石舞台の駐車場に停めて歩く場合も20分ほどかかるかと思います。
飛鳥駅前には明日香レンタサイクル以外にも複数のレンタサイクルショップがあります。
シャトルバスは9:00~16:00です。
明日香レンタサイクルの情報は↓
とはいっても、早朝はレンタサイクルもMICHIMOも営業していないので、ほとんど路駐です。
私が帰る8時半ごろには、棚田から遥か遠くまで路駐の列が続いていました。
案山子路(案山子ロード)と書かれた看板を下ると棚田の入口です。
棚田の入口はここだけではありませんが、県道15号線を南下して棚田の南側からアクセスする入口です。
ちなみにここの橋を越えると男綱(おづな)という綱掛神事のための綱が川にかかっています。
栢森という場所に女綱(めづな)がかかっているそうです。
この日は前日の雨のせいで早朝には彼岸花もしっとりと水滴をまとっていて本当に綺麗。
棚田としてはそれほど勾配があるわけではないので、歩きながら観て回るのにちょうどいいと思います。
案山子ロードにはいろんな人の案山子作品が並んでいます。
飛び石は川の浅瀬を渡る橋のようなものですね。
「明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」
という万葉集の一句が石碑に刻まれていました。
23日、24日は彼岸花祭りに伴い「光の回廊」というイベントも開催されたようです。
夜まではいられなかったのですが、明日香村の各所でライトアップやライブが行われるようです。
この時間にも特別シャトルバスが運行されるようなので、来年は夜行ってみようかな。
稲渕の棚田の場所はこちら
正確に言うとお寺の中には彼岸花はありません。
彼岸花があるのは、お寺の墓地裏の空き地(お墓からはアクセスできません)
御所市を見渡すことができる空き地に群生する彼岸花。
晴れていれば遠くに大和三山も見えるロケーション。
もちろんカメラマンさんも多い。
しかもかなり本気なので「すんません!少し後ろに下がっていただけますか」とフレームインしてしまった私を丁寧に制する声が。
あのぐらいにならないと人気スポットの撮影なんてままならないのかもしれないですね。
墓地があるため駐車場も広いのですが、この時期はお彼岸と重なって駐車場も混雑。
彼岸花目当てだった私はちょっと心苦しく、少し多めのお賽銭を入れてきました。
ここの彼岸花は23日時点では八分咲きといった感じだったので、まだ来週末も楽しめるんじゃないでしょうか。
九品寺の場所はこちら
腹ペコすぎて早急にランチに向かったので今回は行けなかったのですが、前の県道30号線を通過したとき、かなりの彼岸花が見えました。
葛城一言主神社は一度行ってみたかった神社でもあるので、来年はここも必ず。
明日香村に比べると彼岸花は圧倒的に少なめでしたが、何度か来ている場所なので、なんとなくゆったりと散策できます。