中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

瀬戸内国際芸術祭開催中の小豆島へ 2日目の①

小豆島に着いてから、夜通し降り続けた雨も翌朝にはすっかりあがり、快晴とはいかないまでも、2日目の小豆島は傘なしでまわれそうです。

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まずはレンタカーで大辺港の近くにある「国境を越えて・潮」という作品を観に走ります。

会期中は大部幼稚園の前のグラウンドが臨時の駐車場になっていました。

「国境を越えて・潮」は、海に消えた子供たちをテーマにしています。

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一体一体に世界各国の首都の座標などが記されています。

浜辺には196の国の数だけ子供たちが・・・

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なかには白いバラになっているものも

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大部港付近には、もうひとつ作品があるのですが、開館前だったので、そこはあきらめて、次のエリアへ。

次に向かうのは肥土山エリア。

まずは屋外展示の「わらアート」

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遠くに見える大観音との2ショットも撮れます。

こちらは会期が終わると解体されてしまうのかな。

屋外作品は、会期外でも見ることができる作品も多いのですが、これは素材が藁ですもんね。

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ちゃんと目がついてちょっと怖いんですが、秋の田園風景に溶け込んで、案外違和感がないのが不思議。

全部で4体のお猿さん(背中に乗せた子猿も含め)が藁で作られています。

この場所には肥土山農村歌舞伎舞台があり、作品はその手前に作られています。

そばに「猪鹿垣の島」というピラミッド型の作品があります。

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コスモスも咲いていて、こののどかな雰囲気にのまれて、いつもの私ならボーっとして時間を費やしてしまうとこですが、今回は同行者がいるのでスケジュール管理をしてくれています(笑)

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この場所から県道252号線を渡った場所に「うみのうつわ」という作品があります。

この距離は歩いて行き来できます。

「うみのうつわ」の館内は撮影禁止なので、外観のみ。

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「うみのうつわ」は空間に浮いた光のボートで、波の音に反応して光が明滅するしかけです。

観るだけかなと思ったのですが、実際にボートに乗って波を体感することができます。

次は車で移動して中山エリアへ。

中山エリアには作品以外に楽しみにしていたものが

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中山千枚田です。

私のブログでもう何回か登場している、日本の棚田百選のひとつです。

でも、こちらは棚田だからというより映画「八日目の蝉」のロケ地であることから行きたかった場所です。


映画で主人公にとって岐路となるシーンが撮影された場所で、棚田に幻想的な灯りが揺らめく虫送りという実際の伝統行事が印象的でした。

この虫送りという行事はいったん途絶えていたものを、この映画がきっかけとなって再び観られることになったもの。

映画の力ってすごいですね。

2016年は7月2日にすでに終了していますが、毎年夏至から11日目の日に行われます。

この場所に登っていくふもとに「こまめ食堂」という食堂があり、ここでこの千枚田で収穫したお米をいただくことができます。

ただし会期中の土日のランチタイムは観光バスでも着いたかと思うほどの人出。

整理券が配られているようでしたが、私も友人も共に「待つほどお腹は空いてない」という判断で、目の前にある「オリーブの夢」という作品を観たら立ち去ることに。

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竹でできたドームの内部には寝そべったりもできる土足厳禁スペースが

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寝そべると青い空が見えます。

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あ~ここもゆっくりしたいけど、予定通りに進むには、15分程度の滞在が限界。

次は三都半島エリアに移動します。

この続きは2日目の②で。