鹿児島の与論島に行ったので映画「めがね」のロケ地を巡ってみた(後編)
・与論空港
・ヨロン島ビレッジ(ハマダ)
・星砂荘(マリンパレス)
・寺崎海岸、トゥマイビーチ
を巡りました。
映画「めがね」のロケ地巡礼としては、簡単にパッパッと紹介していきます。
そのマフラーの毛糸を買うシーンが撮影されたのがAコープよろん店
お客さんもいるので、さすがにアングルを似せるのは無理でしたが
とりあえず、あの場所へ来たという心のスタンプを押して満足。
ちなみに滞在中、ここはほぼ毎日お買い物に通いました。
マリンパレスから飛び出してさまよい歩くタエコをさくらさんが迎えに来るシーンなどで、とても印象的な役割を担っているのが「さくらさんの自転車」です。
この自転車はサザンクロスセンターに展示してあります。
しかも嬉しいことに、施設の1階部分なら自転車に乗ることができます。
ほかにお客様がいなかったので、少しだけさくらさん気分を味わって試乗したり、後ろに乗ってタエコ気分を味わったりしてみました。
与論を訪れたら必ず通るであろう海岸通り。「めがね」を観たことのある人は既視感をおぼえるはず。
印の場所に同じモニュメントが見えるので、おそらくこのあたりかと思います。
ただし、ハルナのジムニーは空港や港とは反対へ向かっています。
助手席のタエコが海側にめがねを落とすには、この方向が自然だったのですね。
いや、待てよ。確かセリフで空港へとか港へとは言っていません。もしかしたら、島のなかで新たな住居をみつけ、そこへの移動だったのでしょうか?
都会へ戻り、さくらさんのようにある時期になるとやってくるようになったと私は思っていたのですが、与論にあったロケ地マップにも「タエコは永住したのか?」の文字があり、そちらの解釈をしている方も多いのかなと思いました。
そういえば、タエコを「先生」と呼ぶ加瀬亮は、ラストシーンでさくらさんと一緒に飛行機で現れますが、タエコはどうだったっけ?ラストカットでは迎える側にいますよね。
映画なんだから、方向やら細かい設定なんかどうでもいいんですが、こういう勝手な思いを巡らせるのもロケ地巡りの醍醐味かもしれません。
与論を旅立つ日に偶然見つけたのが、このシーンの撮影地です。
タエコが空港からハマダに向かうために、リモワのスーツケースをゴロゴロさせながら歩くシーン。
ここはロケ地マップにも載っていない場所です。
空港の周辺なのですが、向かって右側に伸びる道が現在はなくなっているので違うかなと思いましたが、右側に空港が見えて向こう側が海になっている場所は地図を確認してもここしかありません。
ちなみにこの場所は、飛行機の離着陸がバッチリ見える場所でもあるので、飛行機好きな方にもおすすめです。
場所はこちら
その場で記録しなかったので、多少ズレているかもしれませんが、だいたいこのあたりです。
ほかにも何か所かロケ地マップを頼りに訪れてみましたが、大雨だった日で写真を撮れなかったので、映画「めがね」のロケ地巡礼はこのへんで終わり。
物語中で観光をしたいというタエコにハマダの主人ユージが「観光するところなんてありませんよ」と伝えると、タエコが言います。
「じゃあ、ここに来た人は一体なにをするんですか?」
するとユージは少し考えながら答えます。
「うーん・・・たそがれる?」
実際は、この島には観光するところもたくさんあります。
ただ、人の目を気にせずぼんやりとたそがれるチャンスもたくさんあります。
都会でだってたそがれることはできるけど、たそがれるのが苦手な人でも「たそがれのお膳立て」が揃っているこの島でなら、存分にたそがれられるんじゃないかな。