厳かすぎて震えた高野山奥の院
しかし、今思えばこんな寄り方をするべきじゃなかったかもと反省しています。
参道を歩き始めるとすぐに厳かすぎる空気に身が縮む思いが・・・
奥の院の参道には杉の巨木が立ち並び、数多くの戦国武将の墓所がありますが、中の橋大駐車場からのルートだとすべての有名武将の墓所は見ることができないぶん、企業の慰霊碑がある場所を抜けていくことになり、御廟までの距離はこちらからのほうが近くなります。
企業の慰霊碑があるエリアには変わったものもあります。
シロアリの慰霊碑だったり
落書き自由な石碑だったり
この時期でも紅いモミジが朱い橋に映える英霊殿
苔むす墓石に木漏れ日が揺れる空間はやはり空気が違います。
御廟の手前にある御廟橋から奥は脱帽し写真撮影も禁止です。
ここからはもう体が震えて・・・
人間として薄暗いとこがあるんでしょうかね・・・
弘法大師が今も瞑想を続けているとされる御廟には、今でも1日2回食事が届けられています。生身供(しょうじんぐ)と呼ばれる儀式だそうで、時間が合えばその儀式を見ることができます。
私が参拝した時間には生身供は見られませんでしたが、御廟の手前にある燈籠堂では1日6回行われる読経が響いていました。
信仰のパワーと目には見えない圧に勝手におびえて、ちょっと寄ってみるか程度の気持ちで来てしまったことを激しく後悔。
参拝を終えてみれば、通りがかりに思い立ったこともいいキッカケだったかもと思い直しましたが。
今度はもう少し勉強してから参拝したいと思います。