雨でも楽しめる沖永良部島ひとり旅 到着編
前回の鹿児島弾丸ドライブの項でも書きましたが、今回の旅行は6月中旬から下旬にかけて。
つまり奄美群島は、遅れてやってきた梅雨前線が停滞中だったのです。
結果からいうと、沖永良部島ではまったく雨が降らなかった日はありませんでした。
私が鹿児島を飛び立った翌日から鹿児島はしばらく空梅雨かと思うほどの晴天が続いたそうですが、沖永良部島の人の話も同じようなもので、私が到着する2日前までは
「梅雨に入ったけど全然雨降らんねー。今年は空梅雨かな」
と話していたぐらい天気の良い日が続いたとか。
ところが私が沖永良部島に到着した日は、飛行機も条件付きのフライトになるほどの大雨。
というアナウンスがされていました。
少し揺れたものの、無事沖永良部空港へ到着できました。
島の人の話によると、条件付きは「だいたい大丈夫」とのことでしたが、どのぐらいの確率かは謎。
沖永良部空港では、飛行機が到着すると、出口手前の5mほどの通路が荷物の受け取りレーンに早変わりします。
搭乗客の荷物を積んだトラックから、そのまま荷物がレーンに乗せられます。
出口を出るとコンビニぐらいの大きさの沖永良部空港の待合所に出ます。
沖永良部島の多くの宿泊施設は空港までの送り迎えを受け付けていますが、私は電話で予約したときに、ちょっとした勘違いをして、自らバスで宿泊所へ向かうことになりました。
バスは飛行機の到着時間に合わせて出発し、終点知名まで運行しています。
雨が降っていたので写真を撮れなかったのですが、空港の目の前にバス停があり、マイクロバスが停まっているはずです。
終点の知名まで行って、大人850円です。
終点なら降りる時でもいいみたいでしたが、乗った時に運転席横のボックス入れるか運転手さんに渡す感じです。
宿に電話したもののつながらず、バスの運転手さんが事務所で宿の場所を調べてくれて地図を描いてくれました。
そもそも場所もわからないのに、なんで予約したのか自分でも不思議
私の宿はそこから歩いて15分ほどかかったので、スーツケースを転がしながら強風と雨のおかげで傘をさすのもままならず、到着したころにはもうずぶ濡れ。
着いたはいいけど入口がわからない。
どこにフロント的なものがあるのか?
相変わらず電話は通じない。
もともとなぜここを見つけたかと言うと、沖永良部島の宿を探していたとき、永峯荘という宿泊施設を見つけたのがきっかけ。
永峯荘という宿は豪邸の1室を間借りする感じの民宿らしいのですが、とにかく安い。1泊2000円でレンタカーも1日2500円。
ただし繁華街からは離れていて、周辺に食事する場所もなさそう。
でも、2号店が知名にあると知って、2号店の情報が一切ないにも関わらず、永峯荘に2号店の電話番号を教えてもらい予約したのでした。
そのとき宿で借りるレンタカーを空港まで持って行ったほうがいいか尋ねられたのですが、私はレンタカーは宿に置いておいてもらえばOK、お迎えだけお願いしますというつもりで飛行機の到着時間を伝えたのですが、宿の方はお迎えもなくていいと思い「きっと島にお知り合いがいるのね」と思ったのだとか(笑)
こういう確認が中途半端だとずぶ濡れになります
あとからわかったのですが、喫茶店「潮風」が窓口らしいです。
この日はあいにく定休日でのぞいたものの誰もいませんでした。
結局永峯荘に電話して連絡をとっていただきました。
こちらの2号店、宿泊する部屋の下には先ほど触れた「潮風」と雀荘らしきお店があります。
向かい側の建物には居酒屋も。
全部同じオーナーさんが経営されているそうです。
ちなみに永峯荘とともにここを経営するオーナーさんは、女優の平愛梨さんのおじさんだそうで、平さん姉妹も沖永良部に遊びに来たことがあると島の人に聞きました。
私の部屋は小さなユニットバスがついていて1泊2500円。
部屋の外には共用の洗濯機や乾燥機もありました。
安い宿を探している方にはおすすめですが、窓に網戸がない、繁華街からは夜歩くと少し寂しい道を歩かなくてはならない、タオルの吸水がかなり寂しい、非喫煙者だと臭いが気になるかもなど、女性にはどうかなと思うとこもあります。
でも、これだけ安ければ、私は全然許容範囲。
夜はタクシーに乗ればいいし、タオルは買えばいい(滞在中の交換はありません)
なんといってもドミトリーとかではないので気楽です。
宿泊代を節約したいときには、また利用するかも。
帰ってから気づいたのですが「ビジネスホテル潮風」という名前で情報が出ていました。
ビジネスホテル潮風
鹿児島県大島郡知名町知名641-7
電話:090-5926-9648
次回は雨の沖永良部島でのっけからずぶ濡れになっていた私の旅を最高の思い出で満たしてくれた島カフェ「Cafe Typhoon」について。