中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

雨でも楽しめる沖永良部島ひとり旅 ケイビング編

出発前から沖永良部島でやろうと思っていたことといえばケイビングだけ。

ケイビングは洞窟を探検しながら進むアクティビティです。

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幸い雨でも大丈夫なアクティビティなので、梅雨の真っ只中でも問題なく催行されました。

ただし、あまりにも洞窟内の水位があがったりすると中止になるそうです。

今回は沖永良部島ケイビング協会の東さんに案内していただきました。


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沖永良部島ケイビングツアーはこちらの沖永良部島ケイビング協会と、沖永良部島ケイビングガイド連盟という2団体が催行しています。

どちらも料金やコースに違いはないようです。

ツアーは宿泊施設にお迎えに来てもらうところから始まります。

予約をすると折り返し電話があり、宿泊施設とレンタルするつなぎやシューズのサイズなどを聞かれます。

その際にお迎えの時間を教えてくださいます。

シューズは自分の靴でも構いませんが、靴底が洞窟内で滑らないかを素人が判断するのは難しいので、借りてしまったほうがいいかもしれません。

沖永良部島ケイビング協会ではシューズレンタルは無料です。

秋冬はつなぎの下にウェットスーツを着用しますが、そちらは1000円でレンタルできます。

この季節はレギンスタイプの水着だけでも大丈夫でした。

沖永良部島ケイビングが初めてだという人は、経験や年齢に関わらずリムストーンケイブという洞窟のコースに参加することになります。

洞窟を入口はこんな感じ。

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入ってから入口を見上げると穴に落ちた気分

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最初は同じ穴から出るのかと思っていたので、帰りのことを考えると不安でしたが、出口は別の穴なので、よじ登るような箇所はありませんでした。

私はケイビング自体が初めてだったので、顔まで泥だらけになるような事態を想像していたのですが、このコースでは多少汚れることはあっても泥だらけになるようなシーンはありませんでした。

地底には水が流れていて、この水はとてもきれいなので、手袋に泥がついたらこの水で手を洗いながら進みます。

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手を洗うのは、鍾乳石に触ってしまったときに泥をつけないため。

それでも、綺麗な白い部分にはなるべく触れないよう、手を置く場所も注意して進みます。

狭い場所も何ヶ所か通り抜けます。

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洞窟の中はもちろん真っ暗なのですが、ヘルメットにつけたヘッドランプとガイドさんが持つ照明だけでも徐々に目が慣れてきて暗いとは思わなくなるので不思議です。

完全防水のカメラなら洞窟内に持ち込むこともできますが、この暗さで手持ちで撮影するには少しコツが必要で、カメラド素人の私はブレブレな写真ばかりになってしまいました。でも、カメラがなくても大丈夫。ガイドさんが三脚でしっかり撮影してくれて後でデータをもらえます。

ガイドさんが撮影をしてくれるポイントは2ヶ所。

最初の場所はケイブパールと呼ばれる真珠のように見えるものがある広い空間。

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ここでは三脚を使った長時間露光撮影で、ペンライトアートを撮影してもらえます。

このサービスはどちらのツアーでもあるものなのか、沖永良部島ケイビング協会のみのサービスなのかわかりませんが、グループで参加すれば長い文字が作れていい思い出になると思います。


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ケイブパールもそうですが、洞窟内には見たことのない面白いもの満載。

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これらひとつひとつの案内や沖永良部島の地質についてもわかりやすく説明してくださるので、飽きることなく進むことができます。

水位はその都度違うようですが、私の歩いたときは、ほとんどの場所が水に入りながら歩きました。

ほとんどが膝下の水位で、一番深くても腰より少し上ぐらいだったと思います。

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滝行のように水のカーテンのなかに入る場所もあります。

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普段全然体を動かさないアラフィフですが、このコースはそれほど無理しなくてもクリアできました。

水の中を歩くために筋肉をクールダウンしながら歩いていることと、プールのなかの運動のように体に負荷がかかりにくいということもあるかもしれませんね。

もっとも翌日からの筋肉痛も少しはありましたが。

一番注意したいのは足元が滑ること。

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なるべく掴まないほうがいい壁面でも「とっさの場合には仕方ないので、転びそうになったらどこでも掴んでください」とガイドさんにも言われました。

あと、頭上にも注意です。

ヘルメットをかぶっているので、いつもの自分の身長の感覚だと天井に頭をぶつけてしまいます。

自分はヘルメットをかぶっているので大して痛くはないと思いますが、頭上は常にこんな感じで鍾乳石が発達中。

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沖永良部島の鍾乳石は1cm伸びるのに20~30年かかるらしいので、ポキッとやってしまえば何十年、何百年もの育みが台無しになってしまうのです。

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ついにリムストーンプールの棚田へ到着。

リムストーンというのは水盆みたいな形状の鍾乳石で、そこに水が溜まるとリムストーンプールという田んぼに水を張ったような状態になります。

それが棚田状に広がっているホールがあるのですが、そこに到着するとガイドさんが照明を設置してくれて、こんな絶景が映し出されます。

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5年前ぐらいに同じリムストーンケイブケイビングした人によると、そのころは沖永良部島ケイビングの創成期で、これほど照明設備を持って入らなかったため、ここまでの絶景は拝めなかったそうです。

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実際にはこの写真やテレビで観るよりも迫力があって幻想的。

このコースをクリアすれば次回からは別の洞窟にもチャレンジできます。

初心者でも参加できるリムストーンケイブのコースは1人16000円。

この未知の世界を体験できるなら、決して高くないと思いました。

じゃらんから申し込むこともでき、ポイントやクーポンを持っている人なら、そのぶん割引されるので利用してみてはいかがでしょうか?

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予約・問い合わせ 0997-93-1700