花見散歩 「天空の庭 高見の郷…天国ってこんな感じ?」編
日帰りでも行ける奈良にわざわざ泊りで行ってまいりました。
何回かに分けて、奈良の花のスポットについて書きますが、まずは2018年4月14日現在、まだ花を楽しめる場所から書いていこうと思います。
そのため、時系列がバラバラになってしまってます。ご容赦を。
見頃は15日ぐらいまでだそうです(2018年は4月30日まで開園)
私が訪れたのは4月12日。満開でした。
今年は例年より桜の開花が早く、こちらの園も4月7日に今年の開園がスタートしたのですが、その時点ですでにほぼ満開状態だったようです。
2005年の開園から、1000本の枝垂れ桜も成長し、今ではソメイヨシノより遅く楽しめる桜のスポットとして、多くの観光客を集めています。
そこはもう天国。
行ったことも見たこともないけど「天国ってこんなとこだといいな~」っていう私のイメージそのまま。
枝垂れ桜が暖簾のように視界に垂れ下がると、この世とは思えない空間が広がります。
さて、こんな「高見の郷」は先にも述べたように情報番組でも紹介される人気スポット。
その場所は天国なのですが、人出が増えれば増えただけの試練もあります。
まずは駐車場問題。
近鉄榛原駅から高見の郷行きの臨時バスが出ていますが、1日に2本のみ。
ほとんどの方が車で訪れますが、私は開園の9時を30分ほど過ぎて到着したにもかかわらず、すでに第1、第2駐車場は満車。
第3、第4と数字が増えるごとに高見の郷からは遠ざかりますが、無料シャトルバスが利用できるので便利です。
けっこう頻繁にシャトルバスが循環していますが、それでもやっぱり乗車待ちの列ができることも。
天空の庭に到着するまでの待ちポイントで考えられるのは
① 駐車場待ち
② 駐車場から受付へのシャトル待ち
③ チケット券売機待ち
④ 受付から天空の庭へのマイクロバス待ち
できれば早めの時間に到着した方がストレスなく鑑賞できると思います。
ちなみに私は①~④のどれも避けられました。
受付からは歩いて天空の庭に登ることもできますが、かなり急な坂を登るので、マイクロバスを利用する方が多かったです。
歩くと20分ほど、マイクロバスで5分弱です。
天空の庭への着いて、まずは展望台に向かいました。
展望台へは坂道と階段が続きます。
約10分ぐらい歩くと展望台に到着。
この高見の郷は、山のオーナーが台風の被害を受けた山にしだれ桜を植え、世界一の桜園にすべく整備したものだそうです。
この来客者を見ていると、世界一になるのも夢じゃないんじゃないかな。
枝垂れ桜ってやはり華やかで、外国人が想像する日本庭園にある桜のイメージなんじゃないかと思います。
昔「SAYURI」っていうハリウッド映画で、日本の舞妓を描いていたのですが、そのなかの庭園のシーンにも枝垂れ桜が出ていた気がします。
話がそれましたが、園内には茶屋や屋台があり、食事もできるようになっています。
飲食物の持ち込みは禁止なのですが、そういった予備情報が少ないためか、多くの方がお手製のお弁当を持ち込んでいらっしゃるのを見かけました。
確かにお弁当などを売っているのを見かけなかったので、芝生に座って食事するには持ち運べるメニューが少ないかなという気がしました。
隣のご婦人のグループが美味しそうな幕の内弁当を召し上がっていましたが、園内で買えたのかな~。
ああいうの現地で売ってたら買いたかったのですが、見つけられなかったので、帰りまで空腹は我慢することに。
園内にゴミ箱はなくゴミはすべて持ち帰ることになっているようです。
特設ステージでは、さまざまな演目が用意されていました。
茶屋を越えたエリアには、おそらく個人の方が記念として植えられた桜があり、お子様のご誕生などを記した石碑が添えられていました。
観光バスが到着したためか、急に人が増えてきたので、そろそろマイクロバスで下山します。
マイクロバスの運転手さんが「帰りの道は林道を通りますので、ちょっと急で怖いところもありますが、絶対に大丈夫ですからね」と言うと、車内がアトラクション気分になって皆さんの反応が楽しかったです。
すでに大人気の観光名所ですが、これから桜も育ち、施設としても大きくなっていくかもしれませんね。
本当に素晴らしい空間を楽しませていただきました。
マイクロバスが受付に到着すると、受付に向かって右手に駐車場行きのシャトルバスが停まります。
ここでは少し並びましたが、まだ正午過ぎだったので時間にして10分程度でした。
そのころには入場のための列がかなりの長さになっていて、観光バスも4台ほど停まっていました。
園内で、しだれ桜に紛れてシャクナゲの花も咲いていました。
そのお話は、また次回。
開園時間:9:00~17:00
料金:大人1,000円 小人500円 小学生未満無料