中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

春日大社と若宮15社めぐり


先日の奈良旅行の最終日に昼間の春日大社を少しだけ散歩しましたので、その様子を書いておこうと思います。

もう1週間以上前、4月13日のことなので、春日大社の砂ずり藤ももう見頃なんじゃないでしょうか。

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春日大社は1250年の歴史を誇る神社ですが、奈良公園の神社仏閣のなかでも、とてもフォトジェニックなシーンが多いので、外国人観光客に特に人気で、この日も8割ほどが外国人観光客といった感じでした。

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通常、一之鳥居、二之鳥居をくぐり御本殿に拝殿するのですが、今回少しズルをして新薬師寺方面の駐車場に車を停めて、静かな森を抜け、二之鳥居をくぐった場所に出ます。
思った以上の人出に、もはや長居はできないなと感じましたが、とりあえずお詣りしなくては話にならないので、境内を目指します。

南門付近も観光客に寄って行く鹿さんたちが数頭いて、記念写真をとったり、鹿せんべいをあげる姿も。

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春日大社は節分万燈籠(せつぶんまんとうろう)という儀式があって、通常時にもたくさんの燈籠が吊られた釣燈籠を見ることができます。

西回廊の燈籠は無料の参拝者にも人気の撮影スポットです。

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春日大社の一部は無料で参拝できますが、特別参拝の拝観料500円を納めると灯りのともった燈籠を見ることもできます。この日は観光客の賑わいから逃れるように、人が少ない若宮神社のほうへ歩いてみました。

自分も観光客の一人なのですが勝手なものですね

若宮神社春日大社より奥にあり、春日大社から少し離れるだけですが、ここには喧騒からは一転、心を鎮める空気が流れています。

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本殿も立派です(撮ったはずなのですがデータがなくなってます

若宮神社には誰でも遭遇する人生の難所を守ってくれる神様がお祀りされています。

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若宮十五社めぐりという参拝方法があり、受付は夫婦大國社で受付用紙に必要事項を書いて初穂料1000円を納めると15枚の玉串木札を渡され、それを15社に納めながら生涯の安泰を祈願するのだそうです。

ざっくりどんなご加護があるのかというと

1 正しい知恵を授けてくれる
2 子孫の繁栄、子供の無事な成長
3 勇気
4 金運
5 衣食住
6 一言願えば心願成就
7 正しい勇気と力を授けてくれる
8 商売繁盛、交渉成立
9 ひらめきを助ける
10 諸芸発達
11 万物の生気と命の根源を守護
12 天地の恵みに感謝する
13 延命長寿
14 開運財運
15 夫婦円満、良縁、福運

最初は「15社めぐって幸せになるぞ」みたいな「足ることを知らない」気持ちだったと思うのですが、不思議なことに順々にめぐっているうちに「ここへ来られて幸せだな~、いつも見守ってくださってありがとうございます」という気持ちになりました。

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それぞれにお詣りで得られる意識はあると思いますが、私にとっては「現在の幸せがあふれるほどではなくても足りている」とわかることで満ち足りた気分になれた巡拝でした。

末社の夫婦大國社では、水に浮かべると恋愛に関する恋みくじのような内容が現れる水占いがありましたよ。

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絵馬も可愛いハート型。

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さて、また森を通って駐車場へ向かいます。

見送ってくれるように人懐こい鹿が森から顔を出してくれました。

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しばらくは若宮15社めぐりのおかげで穏やかな心持で暮らせそうです。

奈良市春日野町160
電話:0742-22-7788
春日大社開門時間:(4月~9月)6:00~18:00、(10月~3月)6:30~17:00
特別参拝時間:8:30~16:00
夫婦大國社:9:00~16:30