大地の芸術祭 作品以外のみどころ編
前回まで越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」の作品群の一部をまとめました。
日数が少なかったこともあり、広大なエリアの作品のほんの一部しかまわれませんでした。
しかし1度行ったことで、エリア間の距離感もつかめ、マップやガイドブックなどの武器も手に入れたので、次回は少し計画的に作品を鑑賞したいと思っています。
次回は9月の閉幕前に訪れる予定ですが、それでもすべては見つくせないと思います。
新潟の近隣都市にお住まいの方も「3年に1度の開催期間に休日ごと訪れてはいるけど、毎回すべて鑑賞するのは無理ですよ」とおっしゃっていました。
今回私は、越後妻有という地域を訪れることがそもそも初めて。
なので、大地の芸術祭の作品以外にも見たいスポットがたくさんありました。
そのなかから、作品鑑賞ルートに沿っている場所のみ何ヵ所か立ち寄ってみました。
まずは夏だけの観光スポット「津南ひまわり広場」
かなり広大ですが完全に観光用として管理されていて、ちょっとした屋台なんかも出ています。
この日はテレビ局のクルーもいらっしゃっていましたが、ひまわりは少し元気がなかったようにも見えました。
まぁ、とにかく暑かったですからね。
ちなみにこちらを訪れたのは8月1日ですので、すでにひまわりは見ごろを過ぎている可能性があります。
まだこれから咲くのかなという畑もありましたので、、開園期間中は見られないということはないと思いますが。
迷路がつくってあるみたいですが、所要時間がかなりかかりそうなので熱中症を懸念して断念しました。
ずっと晴れが続いていたので、地面は砂ぼこりが舞う状態。
かなり細かい砂が舞いますので、目や鼻が弱い方は対策を。
日陰がないので、晴れた日は帽子は必ず持って行ってくださいね。
駐車場もトイレも完備しています。
駐車場は普通車300円。バイクは100円です。
場所はこちら
開園期間:平成30年7月27日金曜日~8月19日日曜日
開園時間:9:00~17:00
次も津南町にある「名水百選 龍ヶ窪」
ここはとにかく神秘的。
透明度の高い水が周囲の緑を取り込んで、どこまでが沼の色で、どこまでが空や樹木の色なのか見まごうほどの池。
遮るものなく池を見られる場所は1ヵ所しかありません。
意外と狭い場所なので、鑑賞は順番待ちになることもありますが、そこまでの道はとても歩きやすく整備されています。
駐車場から歩いて5分程度でしょうか。
多くの昔話が存在する龍ヶ窪の神聖さを物語るかのように、池の脇には緑に囲まれた神社が。
そのわきには、自由に水を汲める場所があり、私もマイボトルにお水をいただいて帰りました。
「手ぶらで来ちゃったよ~」っていう方にも、駐車場でペットボトルを販売しているようでしたよ。
駐車場の料金は普通車200円、バイク100円です。
この龍ヶ窪には「人の心が曇るとき、この池は涸れてしまうであろう」と竜が言ったという伝説があります。
いつまでも美しい龍ヶ窪であることを祈ります。
場所はこちら
冬季以外終日観光可
駐車場の係りの方がいない時間は階段近くのボックスに料金を
最後に大地の芸術祭の作品「脱皮する家」からも近い「星峠の棚田」
ここは雲海を眺められる棚田としても有名です。
雲海はもちろん早朝でないと見られませんし、盛夏の時期には遭遇できないことも多いようです。
昼夜の温度差が大きいほうが雲海が出やすいらしいです。
この時期は夜でも気温が下がりませんもんね。
というわけで残念ながら雲海もなく、小雨が降る天気だったのですが、ヒグラシの声を聴きながらの棚田鑑賞は気持ち良かったです。
ただ、この時期はアブがすごくて、長時間は止まっていられませんでした。
展望台は3ヵ所、別に撮影スポットも棚田の中にあるみたいです。
バスの駐車場も整備されています。
この「バス専用駐車場」の横から昇る階段が展望台に続いています。
展望台といっても普通に通路が作ってあるだけです。
一般車が停められる駐車場も奥にあります。
新潟の観光協会の冊子には20台とありましたが、相当頑張って並べないと20台は厳しいかな。
この一般車の駐車場にトイレもあり、その横にも展望台があります。
水鏡シーズンは、雲海が出る早朝に近隣の旅館からのオプショナルツアーで訪れる方やアマチュアカメラマンの方が集まり、駐車場が満車になることも。
春(雪消えから6月)、秋(10月下旬~11月)に田んぼに水が入り水鏡になるそうです。
周辺には、他にも儀明の棚田や蒲生の棚田といった美しい棚田があり、雲海を楽しめる棚田もここだけではないようです。
次回は頑張って早朝に来てみようかな。
場所はこちら