湯田中温泉のホステル 「AIBIYA」 に一泊
新潟の帰りに長野へ向かい、途中湯田中に一泊しました。
温泉旅館の夕飯時刻には間に合いそうにないので、ホテルもしくはゲストハウスの個室という選択肢のなか見つけたのが「High Quality Hostel AIBIYA」
ドミトリーもありますが、ここは二段ベッドではなくフロアベッドを畳の部屋に並べるスタイル。
女性専用ドミトリーもあります。
個室はシングルベッド2台、小さなちゃぶ台スペースあり。
思ったより広くて快適。
お部屋の前には暖簾がかかっていて、暖簾の絞り染めの色が部屋の名前になっています。
シャワールームはありますが、近隣の有名温泉旅館の温泉施設も利用できます(有料)。
滞在中に他のゲストと交流できるのはキッチンダイニングと居間。
私の滞在した日は学生のグループが滞在中で、居間から賑やかな声が聞こえていましたが、到着後すぐに食事に出てしまったので、どなたともお話しする機会はありませんでした。
滞在中お話したのはオーナーの奥様だけ。
遅くに到着した私に食事できるお店を選んでくれたり、忘れ物を確認してすぐに電話をくださったり、とても親切な方でした。
食事をした「HAKKO」については次回ご紹介するつもりです。
チェックンは基本的に21:00までです。
そのあとはフロントに人がいなくなるので、入口も施錠されます。
ただし、宿泊者には鍵の暗証番号が渡されるので、門限はありません。
全館禁煙で、喫煙は入口の外のベンチでのみです。
朝食は8:00~9:30の1時間半。
外の温泉旅館の浴場を利用できるのが翌朝は7:00~9:00だったので(確か夜も到着後21:00までは利用できたと思います)、朝一でさっぱりしてから食事をしようと思い、朝は6:30ごろから散歩にでかけました。
温泉街にある梅翁寺にある愛嬌のある「ぴんしゃん地蔵」さんにもお詣り。
ぴんしゃん地蔵という名前は通称で、本来は「湯けぶり地蔵尊」というのだそうです。
このお地蔵さんは、隣にある柄杓でお水をかけるのではなく、手ぬぐいを隣の湯鉢の湯に浸し、お地蔵様の体を手ぬぐいでなでるのだそうです。
手ぬぐいはお寺でも販売しているようですが、この時間は開いていませんし、自分のものでも良いとのことだったので、いつも持ち歩いている手ぬぐいで。
そうすると足湯につかったお地蔵様の足から霊力と温泉の効用が溢れ、その力をいただいた参拝者は、体がぴんぴん、しゃんしゃんと元気になることから「ぴんしゃん地蔵」と呼ばれているのだとか。
温泉街ならではの参拝方法ですね。
さて、温泉に行きますか
温泉が利用できる施設は2軒あり、事前に「AIBIYA」でバウチャーを購入するシステムです。
1軒は文化財にもなっている桃山風呂が有名な「よろづや旅館」800円。
もう1軒は湯田中の街を一望できる高台にある「美湯の宿」700円。
かなり昔ですが「よろづや」さんには泊まったことがあったので、今回は「美湯の宿」をチョイス。
確かに高台にありますが、露天風呂につかりながら一望できるわけではありません。
そりゃそうですよね。見えてたら向こうからも見えてるってことですもんね。
早い時間だったので、浴場も更衣室も洗面も、浴場を出たところにある休憩所にも誰もおらず、本当にゆっくりお湯をいただくことができました。
湯田中が初めてなら桃山風呂のチョイスだったかもしれませんが、美湯の宿の温泉も見ることができてよかったです。
「AIBIYA」で外湯について確認したわけではないので、どうしても外湯(共同浴場)を利用してみたい人は一度尋ねてみてください。
朝食はセルフビュッフェスタイル。
グラノーラやヨーグルト、パン、牛乳、ジュース、コーヒー、あと卵などを調理して食べてもいいみたいです。
食器はもちろん自分で出して洗って元へ戻す、ホステルのスタンダードなスタイルです。
チェックアウトは10:00。
シーツなどは取り付けは宿がやってくれていますが、取り外して所定の場所に入れておくのはゲストの役割。
駐車場も近くにあるので、車で訪れた私も便利でした。
宿には無料の電動自転車があるので、早めに到着して周辺をサイクリングしても良さそうですね。