越後妻有は秋の気配 大人も満足できるホステル「醸す森」
この地域は越後妻有といわれ、大地の芸術祭を原動力に、年々新しい宿泊施設ができている様子。
宿泊したのは松之山に今年7月できたばかりの「醸す森」
ドミトリータイプのお部屋もあり、トイレやシャワーなどは共用というホステルスタイルのお宿ですが、松之山温泉にある「酒の宿 玉城屋」という旅館の系列施設のようで、大人のホステルと呼びたい素敵な空間でした。
玉城屋さんは、芸術祭以外の落ち着いた時期に訪れてみたいと思っているお宿です。
いつかここでご紹介できると思います。
さて、醸す森の外観はこちら。
以前は「おふくろ館」という宿泊施設だったようです。
入ってすぐにレストランバルがあり、左側に受付とホステルの入口があります。
こちらのレストランバルは朝食こそ宿泊者のみですが、ランチとディナーは宿泊者以外でも利用でき、大地の芸術祭期間中はカフェとしても営業していました。
ディナーはコースのみの営業ですが、カジュアルなコースで、お酒とも相性が良く、とても美味しかったです。
バーとしても利用できるので、周辺に飲食店がなくても不自由しませんでした。
日本酒もワインも種類が豊富。
コース以外にも、おつまみ程度ならアラカルトもあります。
朝食は、おばあちゃんちの朝ご飯を思い出すような、しっかりした和食定食。
ビュッフェスタイルではないので、旅館の朝ご飯の「朝からありがたい」という感覚が味わえます。
さて、そろそろホステルのほうの紹介を。
お部屋は洋室タイプのツイン、ダブル、和室タイプの8畳、10畳、15畳があり、ドミトリールームは男女共用ルームと女性専用ルームがありました。
洋室だと窓の外に森が見えるようです。
私は和室に宿泊したので駐車場側でした。
バルで十分に森の景色は堪能できますので、早朝から薄暗いバルに座っていることも多かったです。
雨ばかりの旅だったので朝の散歩はできませんでしたが、季節のいい晴れの朝なら散歩も気持ちいいんじゃないでしょうか。
こちらは全館禁煙なので、タバコは玄関を出た喫煙スペースで。
土曜日は駐車場内にある別の建物で、産直市場のようなお店が営業していました。
シャワールームもありますが、浴場もあります。
この浴場の窓からも森が見えて素敵です(誰もいらっしゃらなかった時間に写真を撮らせていただきました)
シャンプー・コンディショナー・ボディソープはありました。
ただ、浴場はスペース的には4人ぐらいでいっぱいという感じなので、時間的に混みあうと落ち着いて入っていられません。
滞在中、朝は6時から、夜は12時まで利用できたのですが、早朝はいつもいっぱいで、夜11時ぐらいに行ったときは誰もいませんでした。
洗面スペースも広くはないので、私は自分で持ってきたドライヤーでお部屋に戻ってから髪を乾かしていました。
ゲストハウスの場合、洗面が空かない、ドライヤーが空かないということはよくあるので、毎回一応ドライヤーは用意していきます。
ランドリーもありますので長期滞在も便利だと思います。
ただ、ちょっとだけ惜しいなってことも。
バル部分がしっかり楽しめるぶん、こちらは自分で調理などができるキッチンがありません。
廊下にお水と紙コップだけは置いてありましたが、湯沸かしポットなどもないため、温かい飲み物も飲めません。
冷蔵庫もなく、館内に自販機も見当たらなかったように思います。
お願いすれば湯沸かしポットやグラスぐらいは借りれたかもしれませんが。
それでも、個室があって、これだけのバルが併設されていて、フルサービスの朝食が味わえるホステルは貴重。
これからもお世話になるのは間違いないと思います。
スタッフの方の親切な対応も疲れを癒してもらえました。
醸す森 kamosu mori