中途半端な旅の記録とみのまわり

こちらにお引越しして間もないので、まだ新しい記録はまとめられていませんが、ゆっくり慣れていきます

大地の芸術祭 清津峡渓谷トンネル編


8月1日~3日に新潟県の越後妻有で開催されている越後妻有アートトリエンナーレ2018「大地の芸術祭へ行ってきました。

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大阪から車で休憩をはさみながら8時間弱かかって到着。


越後妻有トリエンナーレ大地の芸術祭は、3年に1度、新潟の十日町を中心とした越後妻有の地で開催される国際芸術祭です。

関西の人に馴染み深い、瀬戸内国際芸術祭のような感じです。

瀬戸芸が瀬戸内の島々に作品が散らばっているのに比べ、大地の芸術祭は地続きなので車で巡りやすいかなと思ったのですが、エリアとエリアの距離が長いので、ある程度見たい作品をしぼらないと数日では厳しいです。

はじめてこの地を訪れた私にとっては、作品以外にも見たいものがあり、結果的には主要施設2か所プラス数作品を見るにとどまりました。

まわった順番どおりではありませんが、大地の芸術祭の作品や周辺の観光地について書いていきたいと思います。

初回は大地の芸術祭に先駆けてリニューアルオープンされた清津峡渓谷トンネルの作品「ペリスコープ・ライトスケープ」

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大地の芸術祭はエリアが6つに分かれています。

清津峡渓谷トンネルのある地域は大地の芸術祭では中里エリアにあたります。

清津峡は日本三大渓谷のひとつに数えられる景勝地で、新緑、紅葉といった渓谷ならではの自然と、柱状節理という、マグマが冷えて固まった柱状の岩が壮観です。

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清津峡渓谷トンネルは、落石によって閉鎖されていた渓谷を安心して鑑賞できるようにと1996年に誕生しました。

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トンネルといっても、どこかへ通り抜けられるわけではなく、観光用に清津峡の大自然を鑑賞するための展望台のようなものです。

そして3年に1度開催されている「大地の芸術祭」の会期に先駆けて今年4月リニューアルオープンしたばかり。

通常は大人800円の利用料金が必要ですが、大地の芸術祭のパスポートを持っていればそれで入場することができます。

入口にエントランス施設があり、1階にはカフェと売店、2階には足湯施設があります。

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新潟も台風のフェーン現状の影響でめっぽう暑く、足湯に浸る気分にはなれませんでしたが、紅葉の頃なら気持ちいいでしょうね。

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さて、清津峡渓谷トンネルに入ってみましょう。

トンネル内には3か所の見晴所とつきあたりのパノラマステーションがあり、この大地の芸術祭をきっかけに、おそらくSNS映えの餌食(言い方悪いね)になって、十日町観光スポットのメインになるのではないかと思います。

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芸術祭が始まって間もない平日でしたが、すでにパノラマステーションには多くの人が集まって撮影を楽しんでいました。

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まずは第一見晴所。

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第二見晴所には内部から景色を楽しむことができるトイレがあります。

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外から見ると反射するドームみたい。

第三見晴所はオレンジのライトがポップなドットにも見える壁面。

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そして、メインのパノラマステーションは景色の手前にリフレクションを演出する浅いプール(足首がつかるぐらい)が用意してあり、さらに手前から撮影すると、人物のシルエットと清津峡の景色が水面に反射します。

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モデルとなる人、写真を撮る人の位置もよく考えられていて、写真が口コミの拡散要素になる時代の観光スポットだな~と感心しきり。

もともと鑑賞用に作られたトンネルなので、リニューアルで最高の形に進化した感があります(元の状態を見てるわけではないのですが)。

しかし、ひとり旅だとモデルになるような連れもいない。

どうやら、隣のアマチュアカメラマン達も同じようなことを考えておられたようで、若い女子がポーズを決めたり、ジャンプしてくれるのを「(便乗して)撮ってもいいですか」とお願い。

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私もちゃっかり撮らせていただきました。

えらくキラキラした写真になりましたけども、ただ人が並んでるだけでも、なかなかいい感じで撮れます。

あまり苦労せずにスマホで十分素敵な写真が撮れると思います。

トンネル内の撮影は三脚の持ち込みも可能ですが、人が多い場所での撮影は周囲の人の鑑賞を妨げないようにしたいですね。

また、清津峡渓谷トンネルはペットも一緒に鑑賞できるようです。

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駐車場からエントランスの間には温泉宿もあって、お土産も買えます。

平日の午前中で一番近い第一駐車場は残り数台といった状態でしたが、第一駐車場のほかにも第二、第三の駐車場もあるようです。


ここの温泉街のお土産屋さんのなかに十日町紬の機織り処があり、入口に「機を織っているときは、けっして覗いてはなりませぬ」と書いてありました(笑)

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そういえば十日町紬も見たかったな。

会期外に来ても十分楽しめる地域だと実感しました。

9月にも大地の芸術祭のイベントに訪れる予定なので、ここはまた来れそうです。

さて、続いて「SoKo 越後妻有清津倉庫美術館へ。

その模様は次の回に続きます。


電話:025-763-4800
入坑料:大人600円、小人300円(小中学生)
営業時間:8:30~17:00
駐車場:無料